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No.546 寛容でいたいものだ

エッセイ「多摩川べりから」
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 9月に入ると幼稚園は募集の季節になる。
 先週7日(木)はオープンハウス。天候がどうもハッキリしない中でどのくらい集まってくださるのか心配した。昨年はちょうど台風の接近もあって50組を少し上回る程度だった。今回もそんな心配が頭をよぎったが、蓋を開けてみたら75組近い人たちが訪ねてくださった。
 こうやって普段の幼稚園を感じてもらいたいのは、この幼稚園を理解してくださる方々と一緒に過ごしてゆきたいからだ。「幼稚園の存在理由」なんて大上段に構えようというのではない。一口に「幼稚園」と言っても、各園が特徴的な実践を重ねているわけで、それがその子に合うか合わないか、そのご家庭に合うか合わないかはかなり大事なことなのだ。だから、入園したあと「こんなはずではなかった」と思ってしまったら、その子にとってもご家族にとっても幼稚園にとっても悲しく辛いことになる。募集に応じる前に出来るだけ普段の幼稚園を知ってもらいたいのはそれが主な理由なのだ。
 初めてお目にかかる方、これまでもひよこやサタぴよにおいでくださっていた方など、様々である。そういう方々がこの幼稚園をどのように感じてくださったのか、どう受け止めてくださったのか、やはり気にはなる。だが、人様の感じ方に文句は言えない。「正しく理解して欲しい」と思うのは自然だが、そこで問われる「正しさ」とはあくまでもこちら側の論理でしかないのだし、それを強要しても意味はないのだ。
 人と人とは本来そういうものだ。街を歩くといろんな人を見かける。中には変な人だなとか困ったヤツだなとかいう印象を抱くこともある。だが、それがその人のすべてなのかどうか本当のところはわからない。たまたまかも知れないのだ。そう考えると気が抜けないのだが、それもまた息が詰まるな。あまり根を詰めず、寛容に、寛容に…。
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