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No.547 夏終い

エッセイ「多摩川べりから」
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 教会の西側フェンスに小さな畑がある。ここにゴーヤーを植えるようになって数年経つ。
 今年の夏はヘンだった。いつも幼稚園の林間保育は梅雨が明けるかどうかの境目。今年も極めてアヤシイ空模様を覚悟していたのだが、2日間文句なしの夏だった。7月13日14日のことである。気象庁が「梅雨明けしたとみられる」と発表した日付が7月19日。7月中は猛暑と呼ぶに相応しい日々で、小さな庭のゴーヤーにも朝夕たっぷり水を与え、立派に育った数本を早々収穫して楽しんだ。ちなみに正式な梅雨明けは後に7月6日と発表された。13日も前倒し。いかに今年は判断が難しかったかわかろうというもの。
 ところが、夏休みも本格化する8月に入ると秋の長雨の如く毎日毎日雨が降り続いた。東京は40年ぶりで歴代2位、20日間雨だった。水やりはしなくて済んだが、スーパーの野菜は高値が続いた。園庭に子どもたちが植えた餅米も生育が心配された。米はとにかく日照がすべてだからだ。そんな中でも我が家のゴーヤーは次々実った。
 9月に入ってやはり雨が続く中、時折8月以上に暑い日照りがあってさすがのゴーヤーも勢いが落ちた。あちこち萎れかけたのだ。8月にも何回か「もう終わりかな」と思ったが、その度に伸びるツルの先端に雌花がついた。そうなると可哀想になって一日延び二日延び、あっという間に来週は秋分。もう充分に命を燃やしきっただろう。ゴーヤーを終うことにした。
 それでもまだ実が膨らみ始めたものや、食べ頃にあと一歩のものもあり、捨て置くのは可哀想で集めてみると12の籠にいっぱいに…は大げさで、ボウルに山盛りになった。収穫したは良いが、さてどうしよう。
 というわけで今年食卓を楽しませてくれたゴーヤーは35本を超える。手もとのボウルには大小40本あまり。ちなみに苗は2株240円だった (^O^)v 。
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