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No.553 逆手の利用

エッセイ「多摩川べりから」
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 今年の秋は長雨が続き、幼稚園としては2学期こそ、と、たくさんのプログラムが組まれているのでそのやり繰りに苦労する。
 バザーは前日から雨で、雨よけのシートを庭に張って行った。プレイデーは準備の段階からグラウンドを諦め体育館になっていた。芋掘り遠足は当日も予備日も雨で、3度目の日程変更で行われた。年長組が植えて育ててきた農村伝道神学校の畑の芋掘りも予備日に変更になった。
 先週行われた教会の「オータムフェスタ」は、台風接近の雨の中にもかかわらず合同礼拝のあとバーベキューを行った。
 通常、予定どおり行かないことはマイナスで捉えられる。こうも長雨が続くと予定どおり行くことの方がよほどの奇跡にも思えるのだが、さまざまな予定が狂わされることはやはりなかなか受け入れ難い。
 だが一方、せっかくここまで予定が狂わされているのであれば、むしろそれを逆手にとって「新しいプログラムのあり方」を考える機会にしたらどうだろうと、ふと思った。
 幼稚園は芋掘り遠足で必ず、畑の帰りに等々力緑地公園でお弁当を食べて遊んで帰ってきた。今回はマイクロバス駐車場の予約が変更に次ぐ変更で難しくなって、畑から直接園に帰ってきてお弁当を食べてみた。すると通常の時間でお迎えも可能なことがわかった。少し窮屈ではあるけれど。であれば、もう少しいろんな可能性が開けるかも知れない。
 こういう外側からの強圧でもなければ、これまでに行ってきたことを変更するエネルギーは生まれない。経験を積むということは、「これまで通り」が出来るということでもあり、それは大切なことでもあるのだが、硬直してしまうと見直しが利かなくなるデメリットもある。
 逆転の発想、逆手の利用。たまにはあっても良いのかも。
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