ようこそ、川崎教会へ

No.529 こんなところでこんな工事?

エッセイ「多摩川べりから」
元のサイトで完全版を読む
 最近、神学校の授業には車で出かける。川崎は南北に細長い町で、神学校までだって40キロもない。だけど、恐ろしく人が多く住んでいるので、とにかく時間はかかる(わたしは人生のほとんどをキロ数と走行時間がイコールになる場所で生きてきたのに、です)。いろんなルートを走ってみて、結局わりとコンスタントな時間でいけるルートを今は走るようになった。
 そのルートで川崎から3/4ほど過ぎると結構小高い場所にたどり着く。てっぺんには「ヨネッティ」というゴミ焼却熱を温水プールの熱源に使うリクレーション施設や田園調布学園大学などがある(読者よ、悟れ!)。その小高い丘の一番てっぺん付近が最近白い矢板で閉ざされるようになっていた。走る度に、何か大きなものをつくっているのかな? と横目で眺めていたのだが…。その正体がわかった。「中央新幹線」の非常口をつくっていたのだ。
 中央新幹線とは、(今のところ)品川と名古屋を40分で結ぶというリニア新幹線で、名古屋までを2027年開通予定という例のヤツ。2027年というのがとても遠い先のようで、しかも神奈川県は確か相模原市橋本辺りにしか駅はないと思っていて、ほとんどなんの関心も無かったのだが、いきなり生活圏内にその関係の工事が始まっていて、改めて驚いてしまった。
 調べてみると、ルート上の最難関工事と呼ばれている(らしい)南アルプストンネルの工事が2015年12月18日、山梨県側の「山梨工区」で始まっていたし、品川と田町の間もいろいろと工事していて、山手線の新駅工事だと勝手に思っていたのだが、ひょっとしたらリニアも関係あるのかぃ?
 それにしても地下深くを走るリニアで万一のことがあったとき、こんな高い丘のてっぺんまで避難してくるのかよ、と考えるとちょっとゾッとした。そして大規模過ぎるほどに見える工事がじつはたったの「非常口」工事だったということにも、思わずハンドルが取られそうなほど驚いたのだった。
もっと見る