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No.531 プレ・フラも4回目

エッセイ「多摩川べりから」
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 26日の金曜日は、例によって「プレミアム・フライデー」だった。夕方我が家の犬の散歩時間なので近くの繁華街を歩いたが、いつもよりは人出の多い週末夜という印象で、「プレ・フラも定着したかな?」と思ったのだが…。
 この日午後から自治体主催の説明会があって幼稚園の職員がそれに参加した。午後1時30分から5時までなので、終了後直帰するという。「あれ、今日はプレ・フラじゃない? 自治体が今日5時まで会議をセットするって、どうなん?」とからかった。官庁が主導しなかったら、そもそもプレ・フラは定着などしないだろう。
 別の職員は今日友人たちと食事会をすると言う。そのうちの一人が「午後4時にはフリーだよ」と言ったと。その理由が園長の会話でプレ・フラなのだと判ったと言った。少数ながら実施している企業も確かにあるのだろう。だが、周辺を見渡す限り、それは本当に少数派のように思える。そしてやはり繁華街に人が溢れ始めるのは、いつもと変わらぬ時間帯なのだ。
 だが、当て込んだ飲食店は困ってしまうだろう。午後3時から5時頃までは昼営業と夜営業の中間休み。経済産業省や経団連などでつくる協議会の主導で始まったプレ・フラなのだ、それなりに体制を整えて客を待っている。だが、期待したほどの効果はないとすれば整える体制にかかる費用が無駄な経費負担になる。
 誰かが遊ぶためには、その場を誰かが提供し保証しなければならない。ただでさえ業務の立て込む月末の週末に、金融機関の社員は早帰りできないだろうなぁ。飲食店はむしろ長時間労働か。サービス業従事者にとっては提供者側だからなぁ。などと、件の職員と話していて重大なことに気づいた。「ねぇ君、保育者というのも提供側だねぇ。オレたちにプレ・フラはやってこないねぇ。」。
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