教会の近くに新しくコンビニ店がオープンした。近さからいえば1・2位を争う便利な場所。以来時々便利に使っている。
先日おでんを購入した際、たまたま手に持っていた布バッグに容器をそのまま入れてもらった。店員さんが「大丈夫ですか?」と心配してくれたが歩いて一ブロックの距離、案ずるほどではない。だけど、タネの数にしては大きいおでん容器に加え、ご丁寧にタネ一つに一個の薬味、そして箸が一膳。袋を濡らす心配は無用だったが、細々した付属物がけっこう面倒だった。レジ袋はこういうことでも便利なのだなぁ。シチュエーションを考えて作り込んである。使い道によって大きさや色や素材が別なのだ。
このレジ袋、近い将来はどの店でも有料となる
らしい。「容器包装リサイクル法」を改正して、今は努力義務である有料配布を義務化するということだ。深刻な海洋汚染となっているマイクロプラスチック対策
でもあるらしい。
川崎でも周辺のスーパーで徐々に有料化されてきている。それ自体は大変けっこうなことだ。だが時々我が家の台所のゴミ箱に被せるレジ袋が不足するのが困った。ゴミ回収日には大体45㍑袋で出すのだが、台所のゴミ箱はそんなに巨大ではない。だから小袋としてレジ袋は便利なのだ。するとどうするか。レジ袋無料の店で先ず一度買い物をして、そのまま有料の店で別の品を買い足して──つまりエコポイントで2円引いてもらって──家に帰ってゴミ箱用に畳んで仕舞う。駅前で暮らすと大規模店舗ではなく小規模店舗に歩いて買い物に行くことが多いから、店を渡り歩くことに抵抗はない。こういうセコいことをせっせとやっている自分が情けないやら可愛いやら。
レジ袋もまた「あるのが当たり前」を考え直す格好の材料だ。その他生活を見渡せばまだまだ改良の余地はたくさんあるのだろうな。高度成長からの50年。生活に絡みついた「便利」と体内脂肪は、落とすのが大変だなぁ。