間もなく10連休で、隠退する天皇が最後の旅行をして、東京オリンピックの日程が発表され、チケット予約が始まって、なんだか国中が浮かれているような春。川崎は一気に初夏の陽気に包まれている。
今年の桜は東京の標準木で3月21日に開花宣言が出された。川崎もほぼ同じ頃に開花しだした。今日4月21日、教会のそばの「さくらロード」はほぼ散りきったかな? という状況。なんと一ヶ月もの間ソメイヨシノが咲いていたことになる。靖国神社で気象庁の職員が今日にも開花発表をするのではないかと大勢詰めかけていた3月20日がなんだか遠い昔のように思えてくる。ここまで長く咲いているとあちこちで「もう桜はいいな」「食傷気味」なんて言われ出す始末。桜に罪はない。だけどまぁ、なんというか、そう言いたくなる気持ちもわかる。
ところで、こんな時期なのだけど、私はまだ2020年に東京オリンピックが開催されないかも知れないという気持ちを抱いている。むしろ感覚的には、開催するべきではないと今でも思っている。詳細な大会スケジュールが発表され、18日にはチケット公式販売サイトがプレオープンしたのに、だ。
海外では日本のこと、東京オリンピックのことはどう伝えられているのだろう。「チケット公式販売サイトプレオープン」は、華々しく伝えられているのだろうか? わくわく感がどんどん強まっているのだろうか。
最も気掛かりなのはこれが「復興五輪」だということ。単に震災だけだったらいくらでも手が打てただろうにと心から思う。そしてこれが銘打たれているが故に、開いたは良いが選手も客も集まらないなんてことにならないか、本気で心配になるのだ。桜田元大臣は「ガッカリ」と言ったよね。正直だなぁ。
もはや引き返すことはできないだろう。やるしかないのだ。それが真夏であっても、異常気象のど真ん中であっても、そして健康への懸念が増しても。