教団新生会大会に出席するために姫路に赴いた。大学時代に友人たちと姫路城に行って以来約30年ぶり。
国宝姫路城も今では世界遺産に登録されている。駅前から天守閣までまっすぐに延びる50メーター道路が懐かしい。
岩手・遠野教会が新生会の教会だったので、その時は教師会や大会にも何度か出席した。今回10年ぶりぐらいでの出席だったが、各地の信徒の方々が「先生!」と声を掛けてくださり再会を喜んだりあるいは見覚えのある御顔を懐かしがったりし合った。教師たちとは昨年花巻・遠野・釜石で顔合わせをしているので、一年ぶりに元気な姿を確認した。遠路を一泊という強行スケジュールでさすがに疲れたが、それでも親しい方々との再会はやはり元気をもらえる。ネットは時間も距離も飛び越えるが、やはり顔と顔とを直に合わせることの持つ力は決して侮れない。
教師たちの分団では、「教師退任勧告」について話し合われた。実は1941年に教団が成立した際、バプテストは大事なもののほとんどを売り渡し、あしらわれた。教団の主流教派ではなかったからだ。しかし、バプテストの伝統から、その大事にしてきたことから見ても、今回の件は憂慮に堪えないのだ。バプテストは教会が教師を立てる。単に招聘制であるからだけでなく、教会の信徒がその教会の牧師を按手し、職務を委ねる。それなのに今回、一つの教会の教師に対して、教会を飛び越えた者が時限つきで辞任を勧告したのだ。それがたとえ教団議長であったとしても、バプテストはそういうことを許さない。教会の決断を決して他が蔑ろにしてはいけないのだ。その観点から教団新生会として、教団に対し憂慮を表明することとなった。
姫路教会の方々が、長い時間と惜しみない労力を捧げてくださって、とても素晴らしい大会となった。今日の報告をみんなで分かち合いたい。わたしたち川崎教会はそんな群れの中に位置づけられている。