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No.180 ラリーディ

エッセイ「多摩川べりから」
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 二学期が始まった。幼稚園には賑やかな声が戻ってきた。  始業式となった3日、元気に登園してくる子どもたちの顔を見て挨拶しようと、園児玄関に立った。猛暑を反映してか真っ黒に日焼けした子どもたちの笑顔がまぶしい。  わたしをつかまえて「こんにちは、二学期さん、よろしくお願いします」と言う子ども。なかなかおもしろい。さまざまな経験をたくさん積むことになる二学期に立ち向かおうとする気概のようなものを感じる挨拶だった。実際二学期には毎月大きなイベントが控えている。こんな挨拶をしてくれた彼は年長さん、当然ながらさまざまなイベントで果たすべき責任も増えてくる。そういう事実を知ってか知らずか、でもなんとなく頼もしく成長した姿をそこに見た思いがする。  我が家の中学生は、登校早々期末試験に挑んだ。9月1〜3日。それが終わるとたちまち体育祭の練習に取り組み、何と11日には本番を迎える。炎天下に何と体力のあることか。  幼稚園もお母さんたちがバザーに向けて最後の追い込みに入っている。新年度が始まってそれぞれ係が決まると早速バザー関係の担当者は仕事に入った。夏休みが明けるとその準備が一気に進むのだ。  教会によっては9月の最初の日曜日を「振起日」と呼んで特別なプログラムを行うところもある。休み中にさまざまな場所に散らされていた教会のメンバーが再び教会に集って、夏のそれぞれの経験を分かち合い、もう一度結束しようという米国の「ラリーディ」の習慣が基礎にあるらしい。「ラリー」とは、立て直すとか盛り返すという意味がある。  酷暑の連続にへたりそうな体をもう一度立て直す、何よりの薬が、元気な子どもたちの笑顔なのかもしれない。
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