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No.185 期待しない決意

エッセイ「多摩川べりから」
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 幼稚園のプレイデーが雨天延期になって、通常の土曜日なのになんだかいつもよりゆっくりした気分に浸っていた昼過ぎ、教団事務局から「第37回教団総会資料」が届いた。
 資料は通常どおり三冊からなり、一つは「議員名簿」と「議案」、もう一つは「議長報告」「総幹事報告」「常議員会報告」、最後の一つは常設・特設委員会、執行・研究・業務機関、各教区それぞれの「報告書」だ。
 議案には、いわゆる法定議案の他に常議員会提案の教規変更議案が一つ、聖餐を巡る問題とそれに関係する北村教師に関する教区総会提案や議員提案議案が六つ、「日本基督教団」と「沖縄キリスト教団」との合同に関する議案が二つ、その他五つの計14に上っている。
 前回の常議員会で「議案整理委員会」が設置されることになったようで、この14の提案がどのように処分されるか現時点ではわからない。議案整理の必要は時間内で効率よく議論を進めるためらしいが、それぞれの提案をばっさり切り捨てるいわば強権発動も可能なわけで──しかも昨今の教団状況から見れば、強権発動の可能性の方が遙かに高いわけで──、いつものことながら「卵が先か鶏が先か」の論争──「信頼関係」がないから議論しないのか、議論の中から「信頼関係」を築き上げるのか──で終始しそうだ。選ばれた議員のご苦労には敬意を表したいが、どう見ても実りある会議にはならない。むしろ総会を「実りあるものにしない」ために送り込まれる議員もいるのだから、もはや最末期か。
 先週ここに記したように、包括組織としての日本基督教団には期待を寄せてももはや無駄な状況だ。それでも法的に上部組織であるがために、各個教会に対する無理難題・無駄を多数押しつけ続けるだろう。そういう中で、本当になすべき事をなしていく覚悟を保ち続けたいと願っている。
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