ようこそ、川崎教会へ

No.205 コンディションを保つシステムを

エッセイ「多摩川べりから」
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 川崎・鶴見地区で、たて続けに二人の教師が入院・治療を受けるという事態になって、少し驚いている。  幸いお二人とも症状は軽く、数日内に退院となった。今では笑い話にできる程なのだが、それにしてもと思うのだ。  牧師は自分の健康管理について少し意識が低い、あるいは優先順位を下げざるを得ない、と言うべきなのかもしれない。地方の教区では夏前に各教会の役員会に対して、教師の健康管理、健康診断の受診の勧めが送られていた。当時私はその勧告を全く無視していたのだが(それは、やはりそうせざるを得ない事情が大きかったのではあるが)、やはり牧師の近くにいる第三者が強く勧める必要がある。  私は今は私学共済が健康診断に掛かる費用の一部を負担してくれるから、年一回半日ドックの受診はできる。だが、国保や社保の教師はどうだろう。自己負担率が高ければ、受けたくとも受けられないという状況になっておられないだろうか。以前は私も経済的理由で、市町村が行う最低限の健康診断以外に受診はできなかった。しかも出掛ければほぼ一日が潰れてしまう状態だった。今回の事態の原因がそこにのみあるとは言えないだろう。しかし、教会担任教師の健康管理は、やはり教会自体の課題だと考えるべきだ。一般に、人を雇っている事業所は従業員の健康管理についても責任を負う。教会も世間的に言えば一事業所(たとえ専従職員が「牧師」1名だけであったとしても)であるのだから。  もちろん、「牧師」という職について(牧師に限ったことではないが)不健康を理由として適格か否かを判断してはならないだろう。だが、コンディションを整えることは、いのちを与えられた者の責任だ。そういう点でも支え合えるシステムができないものだろうかと思う。
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