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No.212 母ちゃんたちに教えられ

 PTAの集まりがあって夕方小学校に向かった。
 これまでほとんどノータッチだった事柄が次々に迫ってきて、見るもの聞くもの全てが新鮮──というか、ちんぷんかんぷん──。金曜日の会合には三つの役割を担う委員会にそれぞれ15名ほどの全てお母さんたちが参加している。それぞれに自分の仕事を抱え、加えて家族のお世話もこなして(この日の夕食は一体どうするのだろう、などと余計なことを想像してしまった)、その上に午後6時から8時まで会合に参加される姿に圧倒されつつ、いろんなことを考えさせられもした。
 PTAを実質的に担い、本気で労力を傾けて働いてきてくれているのは絶対母親だろう。委員だけではない。たとえばPTAの役員たる3名の副会長や書記・会計の方も──つまりわたし以外は全て──母だ。何も知らないわたしが「会長」と名乗ってそこにいるよりも、実質的に係を動かし、役員として責務を果たしている母たち。だけど何故か、トップには──つまり「会長」という職には──男が就任している。校長室に過去の会長の写真が掲げられているが1〜2の例外を除き全てそうだ。それはどうしてか。
 考えられる理由は二つある。一つはこの国においては未だに、そして圧倒的に、家父長主義が生き残っているということ。トップは男が務めるということが暗黙の、しかも女性たちの間においてさえ了解事項になってしまっているということ。きわめて残念なことだ。
 しかしもう一つは、そしてより積極的には、飾りとしての「会長」は、積極的に「飾り」としての職務を担いなさいという理由ではないか。つまり、トップとは苦情処理担当であり、頭を下げるという職であるということ。それには実務を担う人より一歩外側に立つものの方がより相応しいのだ。
 必要なのはそれに徹することかと。