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No.219 久々の夜行バス

 急な用事で故郷に出向くことになり、交通機関の選択に困ってしまった。日数をふんだんには取れないために、限られた時間を有効に使おうとしたらどうすればよいのか。こんな時こそネットで…と思って調べてみると、夜行の高速バスがある。しかもとっても安い。希望通りの日程で空席があった便を予約した。往復でも新幹線の片道分からお釣りが来る。
 横浜の指定された集合場所に着くと、様々なバスが停まっている。秋田行きも全く別の運行会社の2台が並んでいて、そのうちの1台だった。この便は新宿都庁前と東京駅で乗客を8割ほど乗せて運行された。新宿都庁前も東京駅も、各運行会社のいくつもの夜行バスが群れをなして停車していた。
 神学生時代に帰省で一度、やはり夜行バスを使った。当時は羽後交通と江ノ電バスが相互運行する便があって、他があることは知らなかった。今回は残念ながらその便は満席で使えなくて、別を探してたどり着いたのだが、その他にもたくさん運行されていることに驚いた。地方に向かうのにそんなに需要があるとは思えなかったのだ。だが、金曜深夜発の上り便を使ってみてわかった。この便は東京駅到着後ディズニーランドに向かい、そこから始発の横浜に戻る(下りは別便でTDLから東京駅に運んでいたのだ)。新幹線の片道以下の料金で、移動日も全日有効利用できるとなれば、確かに需要はあるのだろう。最近旅行会社ではこの逆を使って被災地へのボランティア弾丸ツアーが企画され、週末満席状態が続いているという報道もあった。
 すごい時代だなぁ、と思う。東京を中核に、無数の夜行バスが列島各地に毎晩走り続けているのだ。その中間地点では行き戻りがすれ違ってもいる。カーテンが下ろされた車内ではまるで気づかないのだが。1台に3〜40人が乗車するとして、人知れぬ夜に一体どれだけの人が行き交うのだろう。そんなことを思い巡らしていたらなかなか寝付けない夜になった。