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No.238 願書の季節

 15日は幼稚園にとって新年度の入園者を見積もる大事な日。願書配布の日である。例年説明会を開いては「深夜から並ばれるのは付近の住人にとって迷惑で、また繁華街という性質上責任が持てない」ということを忠告し続けてきたが、今年も14日午後8時から並ぶ人が現れるなど、なかなか都市部で我が子を幼稚園に入園させることは大変なことなのだ、とまるで人ごとのように思う一日である。
 いつの頃なのか文科省(というより地方自治体の中の教育委員会あたりの発案なのかも知れない)が、「学校評価」を取り入れよと盛んに言われるようになった。私立幼稚園にも盛んにアピール(上部団体の「圧力」とも言えそう)されている。良くわからないが、保護者や教職員(!)などを対象に、子どもの関わる学校(や幼稚園など)が立てている教育目標をどの程度達成しているかを、世論調査のように「出来ている」「概ね出来ている」「普通」「あまり出来ていない」「ほとんど出来ていない」という5段階評価しろというもの。だが、私は一保護者として自分の子どもの通う学校評価に真面目に答えたことはない。そもそも設問というか設定というか、とにかく学校評価それ自体が実にくだらないものにしか思えないからだ。それで例えば「出来ている」「概ね出来ている」との回答比率が上がることに、何の意味があるというのだろう。本当に役所の考えることは、申し訳ないが「バカ!」と言う他ない。
 私立幼稚園はこの季節、厭がおうにも評価に晒されているのだ。評価が低ければ希望者は集まらないし、表現方法が悪ければ、どんなに内容に自信があっても誤解されてこれまた集まらない。そしてその評価は、アンケートのような生ぬるいものではなく、途端に飯の種に響く。だからこそ迫力があり、精力を奪われる。
 その評価の季節、さて今年は一体…。