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No.253 ナントカにつける薬

 金曜日の朝、NHKのニュースを見ていた子どもたちが「このニュースさっきもやった」と言う。朝のニュースは時間帯によって繰り返し同じ原稿が読まれることがあるから別に驚かなかったのだが、よく見ると確かに昨夜見たニュースも流している。全部を見たわけではないが、昨夜から朝にかけて、報道するべき新しい材料がなかったかのようだ。
 そんなはずはない。少なくとも26日から国会では各党の代表質問が行われている。首相の施政方針に対する代表質問なのだから、この国の行方を左右するおおきな話題であるはずだ。それぞれの質問に論評を加えるのはむしろこれからなのではないのか。
 一旦はNHKの怠慢かと思わないわけでもなかったが、待てよ、と。確かに木曜の夜もニュースで取り上げられていたし、それを見た。だが、あの代表質問がどれ程真剣な議論だったのか考えると、確かに翌日の朝にも取り上げるほどの意味があったとは思えない。まさか天下のNHKが同じ判断を下したとは思えないのだが…。
 首相の答弁は、「細かいことは与野党協議で考えたい」と言っているようにしか聞こえない。つまり国民から税金を取る以外に中身が何も決まっていないようだ。それに対する自民党も、とにかく敵失を大げさに取り上げて解散を迫る手法のようだが、では仮に選挙が行われ自民党が政権を奪回したら税と社会保障はどうするのだ。消費税は5%で凍結するとでも言うのか。そもそも10%は自民党が「抜本改革については超党派円卓会議で」とまでご丁寧に盛り込んだそれこそマニフェストに掲げたことではないのか。
 もはや国会はどちらの主張に聞くべきか考える場ではなくなった。目くそと鼻くその貶し合い。うまい汁だけは談合して吸い続けるその腹がまる見え。つける薬はないのだろうか。ないんだよなぁ…。