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No.256 お父さん大集合

エッセイ「多摩川べりから」
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 18日は恒例になった「お父さんと遊ぶ日」。  晴れるけれど寒いという天気予報通り朝は冷え込みが厳しかった。園庭は独楽遊びのスペースと木工遊びのスペースを確保するために、たき火の竈は撤去されていたが、こう寒くてはどうしようもないので、急遽それぞれのスペースをちょっとだけ割いてたき火もつけた。狭い園庭に100名を超えるお父さんたちが集まった。なかなか壮観。独楽と木工の他にも、一階廊下で剣玉を、二階の部屋では廃品工作を、礼拝堂では羽根つきを楽しんだ。それくらい分散して初めて、庭に遊ぶスペースが現れた。  木工のスペースからは金槌の音が良く響く。見ると、子どもよりお父さんのほうが夢中になっている様子。でも、出来上がったものを持ってきて「お父さんに作ってもらった!」と園長に見せてくれる子どもたちは、本当にいい笑顔をしていた。嬉しくて仕方ないのだな。しばらくして、村松先生が笑いながら三階から降りてきた。「すごいです。大勢が羽根つきしているのに、聞こえてくるのはかちんかちんという羽根の音と、時折子どもの声だけなんです」。男たちは寡黙なのだ。下手をすれば子どもそっちのけで、無駄口も叩かずに集中する。お母さんたちならそうはいかない。手も動くが口もそれ以上。ほんの僅かの人数で、一体どれだけいるのかと疑いたくなるほど賑やか。先月の伝承遊びの日はまさにそんな状況だった。  イクメン(育児をするメンズ)ということばが定着し、男たちも育児に参与することが特別ではなくなった。「お父さんと遊ぶ日」も参加者がどんどん増えてきた。だが、そんなこと以上に、目の前の親子を見て心に浮かんできたのは缶コーヒーのコマーシャルだった。「男は、単純だ。男は、計算しない。男は、笑える。男は、口下手だ。男は、つるむ。男は、女に弱い。男は、張りあう。男は、サイテーで、そして、男は、サイコーだ。」「男ですいません。」
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