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No.267 子どもの日

エッセイ「多摩川べりから」
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 昨日の大雨がウソのように晴れ渡った子どもの日。今日は川崎・鶴見地区のポトラック・パーティの日。そして夜には日本中の原発が止まってしまう日。
 ポトラック・パーティの会場となる宿河原教会は南武線久地駅から15分ほど歩いて行った先。通りはまだ畑や果樹園がある長閑な地域。教会は向の丘工業高校の目の前。かつて石川牧師が存命の頃、この礼拝堂で学童保育をやっていて、神学生だったわたしは5年生最後の一夏を宿河原教会の実習で過ごした。だからかも知れないが、平屋の礼拝堂の屋根に立つ、建物に比べて異常に大きい十字架が見える度に、なんだかホッとする。
 ポトラック・パーティは恐らく始まって7年ほどの歴史を持っている。例年冬には実行委員会を組織して準備にあたる。宿河原教会は小林牧師をはじめとして皆さん本当によく準備されてこの日を迎えられた。信号のある通りには看板まで設置してくださっていた。おおよそ40名ほどが集まって礼拝し、それぞれ持ち寄ったおいしいモノや、中庭で焼かれる焼きそばやチヂミを堪能し、それぞれの教会が準備した聖書クイズや音楽で楽しんだ。
 連休の開催を巡っては毎年話題になるが、代替えの日もなかなか難しいことから今年も5月5日に定めた。今後も日程については検討され続けることだろう。ただ「子どもの日 ポトラック・パーティ」と名付けながら、年々子どもの参加が少なくなっているのは仕方ないのだが残念でもある。
 そして今日夜11時をまわる頃には42年ぶりに原発ゼロの瞬間が巡ってくる。既に産業界などが再稼働への圧力を強めているが、むしろ「原発ゼロ」という現実からもう一度議論を組み立てていくべきではないか。始めに原発ありき/再稼働ありきの姿勢が不信感を増幅させたのだから。
 目の前の子どもたちのそのまた子どもたちのさらにその子どもたちの代のさらに…。未来を見据えて決断できるのはわたしたちの幸いであり責任だ。
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