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No.281 筋書きが出来上がっている筋書きのないドラマ

 さてさて、消費税増税が微妙なことになってきた。
 この「多摩川べりから」を書き起こしているのは7日夜。12日が不在になるために少し早めに書き起こし始めたが、明日の午前中に野田首相が解散について何らかの表明がなされないと、自民党が(公明党も本当に相乗りするのか?)内閣不信任案提出の動きに繋がるかも知れないという微妙な情勢。とりあえず綴りながらも、印刷時間とのにらみ合いになりそう。
 今日7日には7野党が衆議院に内閣不信任案を提出した。明日自公がこれに乗るのか。その後の戦略が有権者に説得力を持ち得ないことが分かっているだろうに、自民党は本気で解散を迫ってくるのだろうか。一方野田総理は「政治生命をかけて」消費税増税法案を提出したのだが、その賭け方が解散・総選挙──そしてその後、恐らく民主党の大敗──までを見越した覚悟ある賭け方なのかどうかも明日には明らかになるだろう。総理の政治生命がいったいどれくらいの値打ちなのか、ばかばかしいと思いつつ、あまりにも情けないのも困りもの。結局どっちに転んでも誰も勝てないだけが明らかで、ますます人々の興味は削がれてしまう。
 それほど上手とも思えない役者たちが、それほど興味あるとも思えない台本を、しかも楽屋ごとに勝手に書き換えて寄せ集めたドタバタ劇。原発の事故処理も、調査報告書も、当然のことながら復興も全て脇に追いやって、結局のところ自分(たち)の首が繋がるかどうかだけしか本気で動こうとしない彼らは、しかし高い高い出演料をこれからも自動的に入手できるわけで、その上手い仕組みを簡単に変えるわけがない。もちろん大義名分は大安売りのごとく吹聴されることだろうけど。
 となると、結局のところ思い切った手など出るわけでもなく、適当なところで「痛み分け」の「政治決着」という談合で手が打たれるだけなのだろうなぁ。