ようこそ、川崎教会へ

No.290 不思議な不思議な説明会

エッセイ「多摩川べりから」
元のサイトで完全版を読む
「子ども・子育て支援関連3法説明会」に出かけてきた。  混乱した前の国会で終盤までもつれた「社会保障・税一体改革に関連する法案」のなかに盛り込まれているもので、実際は幼稚園や保育所の今後を定めるきわめて重要なものでありながら、最終的な姿がいったいどのように決まったのか、なかなか実態がわからないのがこの3法だった。  説明に立ったのは神奈川県県民局くらし文化部学事振興課の認可助成グループの職員。新しい制度設計について、実は彼らも「国の説明会」で配られた資料や説明を頼りにわたしたちに説明してくれたのだが、端から見ていても冷や汗が流れる損な役回りだなぁ、と思えた。丁寧に説明してくれればくれるほど、法の矛盾が露呈し、しかも幼稚園長・理事長集団からすれば「幼稚園存立の理念」に反するかのような法律にしか見えず、そういった批判の矢面に立たされもするわけだから、気の毒でしょうがない。  予定時間を30分も超過してフロアとの間で質疑・応答がなされたのだが、結局集まった人たちにしてみれば、いったい今後どうなるのか、最終的にどこを目指すのか、まるで見えずに終わってしまった。例えば法の施行までのタイムスケジュールを見ると、「平成27年度本格施行」と書かれた文字の肩には(注2)と付けられ、その(注2)を見ると「本格施行の時期については、実際の消費税引き上げ時期を踏まえて検討」と書かれている。消費税が段階的に引き上げられることが決まったのに、その実行がそもそも危ぶまれている。驚くなかれ、そのは内閣府のホームページに掲載されているのだ。  新しい制度が決定した法律の(案ではなく成立法の、である)説明なのに、実際のところ施行されるのかどうかさえ未定という内容。説明する方も大変だが、聴いた方も「結局、何?」と無数の(?)マークが宙に浮かんだ。  さて、現場としてはどう対応しろと?
もっと見る