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No.321 同業相哀れむ

 爽やかな五月らしい風の気持ちよい金曜日、恒例となった川崎・鶴見地区牧師会のバーベキューを行った。我が家としては珍しく、これが今年初。
 教会の牧師も異動があって、それがようやく一段落するこの季節に、新任の教師を歓迎するパーティとしてこのバーベキューは行われている。できるところは家族で参加して頂いて交流しようというもの。
 同じ仕事に就いている者たちが集うことは、どのような世界でも同じだと思うが、とても支えになる。濃淡はあるにせよそれぞれに苦労があり、苦労故の喜びもあり、誰彼に見せることなく仕舞い込まざるを得ないものを、同業のゆえに解き放ち、体も心も少し寛ぐ。そういう時間を持つことはやはり大切なのだと、この頃になって強く思うようになってきた。
 地方では、隣の教会といえども距離があって、なかなか顔を合わせてゆっくりと語り合うとか寛ぐとかいうことは難しい気がするのだが、あに図らんや、実は地方の方が機会が多かったりする。絶対数が少ないのだから、顔を合わせるチャンスは大切だと、立場を超えてそう思うからなのだろう。都市部では教会の数も多いし距離も近い。気の合わないものとわざわざ顔を合わせなくても、集まりをチョイスできる。地域的交わりの必然性がその分薄い。そういう中でこんな集まりを長年続けてきていることにはやはり大きな意味があるのだろう。
 今回、それを続けてこられた諸先輩方が様々なご都合で出席されなかったのは少しさびしかった。ただ、そういう方々のおかげで、この伝統は生まれ、続けられてきていることを、参加者は皆心に刻んでいた。たとえ欠席してもその存在を身近に感じられる──厳密には立場も違うこともあろうに──仲間がいることの根拠ない安心が嬉しいではないか。
 さぁ、聖霊の風に吹かれて、歩みを進めよう。