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No.351 どこを向くか

エッセイ「多摩川べりから」
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 フランシスコ教皇が11月26日に、就任以来初となる「ミッション・マニフェスト」を発表したと伝えられた。そこには改めてカトリック教会が貧者に的を絞って活動するとともに、グローバル資本主義への攻撃に着⼿するよう呼び掛けている。
 教皇は社会の最も弱い人々、とりわけホームレス、麻薬常習者、難民、移民、そして高齢者に対するケアを促し、この種の弱者集団に手を差し伸べるにあたって、教会は傷つき、汚れることを覚悟しなければならない、なぜならそうした教会のメンバーは保護された壁に囲まれた安全な場所(教会)にとどまるのではなく、貧者を支援するために街頭に出るからだと述べている。
 神学校で学生たちと読んでいるアリスター・マクグラス著の「総説キリスト教」にはこうある。「ローマ・カトリックは、群を抜いて世界で最も大きなキリスト教集団であり、21世紀でも最も成功すると広く考えられている。」。このミッション・マニフェストの言葉を読むと、その考えがおそらく間違いではないと唸らされる。一方我が日本基督教団で今論議されている「改訂宣教基礎理論」にはこう書かれてある。「教会が教会として世界平和や国家・社会に関わる関わり⽅は、基本的・原理的には、神の言葉を宣べ伝えるという関わり方に限定されています。ことに伝道者は、聖書に基づいて時代におもねることのない永遠の福音を語ることによって、世界・国家・社会で御言葉に基づく判断ができ、力強い証しを立て得る信徒を養い育てるという、間接的な仕⽅でのみ関わるべきです。」。
 ますます、唸らされる。だからといって改宗しようとは思わないが。包括団体がどこを向こうがわたしには関わりない。それによって免職だの除名だのという事態になったとしても。
 「人間に従うよりも、神に従わなくてはなりません。」なんてね。
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