ようこそ、川崎教会へ

No.371 総会を終えて

エッセイ「多摩川べりから」
元のサイトで完全版を読む
 教会総会が終わって、2014年度がスタートした。
 教会を「組織」と呼ぶのには違和感を覚える方もあるかもしれないが、しかしこの世での教会のありようはまさしく「組織」に違いない。その教会に籍を置く者はその組織の構成員なのだ。組織自体には存在目的が明確にあって、構成員はその目的を遂行するために様々な責任を負うことになる。組織を維持できて初めて目的を遂行できるのだから、組織を維持することはとても重要なことなのだ。そして時に本末転倒して組織を維持することが目的だと思い込んでしまうことも起こってくる。だからここでもう一度明確にしたい。教会という組織は目的を遂行するためにあって、その維持はとても重要であるが第一ではない。
 小さな集団だが取り組みは極めて真面目。それゆえに組織を維持するための責任を負うことはとてつもない重荷に感じられるかもしれない──そのように思いが堂々巡りすること自体、とても生真面目である証拠だ──が、それはあくまでも第一ではないということが重要だとわたしは思う。例えば役員になることは当然重荷ではあるが、しかし果たせないほどの厳しさではない。もちろんある程度のお金を預かり扱うわけだし、維持のために責任を持って決断もするが、それはひとりぼっちですべてを負うことではない。みんなでやれば怖くないというほどの無責任ではないが、一人ではないということは意味がある。そして様々な人がそれを体験できることがとても必要だ。
 選んだ者は選んだ者としての責任を、選ばれた者は選ばれた者としての責任を、それぞれ担いあい、何よりも神の国の喜びを伝える証人として、集う全ての者がキリストの香りを放ちつつこの世で生きるという目的を果たしていきたいと思う。
 その喜びのために重荷を担える、そんな一人ひとりでありたい。
もっと見る