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No.423 若さとひたむきさと音楽と

 教会学校の熱心なメンバーK君が「ボクも出演する」というので、今年初めて関東学院中学校高等学校オーケストラ部の定期演奏会に出かけた。
 連休直前の横浜みなとみらいホールのロビーは、本格的なクラシックコンサートのように盛り上がっていた。クロークには「花束受付」が設けられ、老若男女が溢れていた。K君がとってくれたチケットが「もう良い席が手に入らなくて」と3階席指定だったのも頷ける。
 プログラムはリムスキー=コルサコフの大曲、交響組曲「シェヘラザード」。ヴァイオリンとハープの繊細なデュエットと大編成の対比が面白くまた重要な意味を持つ壮大な物語だ。高校3年生になったばかりの女子生徒がコンサートマスターとして奏でるバイオリン・ソロが実に見事だった。総勢130名を超えるtuttiの迫力も圧倒的。創部10年と聞いたが、若い生徒たちの熱意が未熟さを蹴散らして迫ってくる素晴らしい演奏だった。
 昔々、中学生のわたしは吹奏楽に明け暮れる日々を過ごした。早朝から昼休みも自主練習、放課後はクラブ活動で練習し、部活後は帰り道の途中にある高校に立ち寄り、先輩に混じって練習に加えてもらった。当時授業があった土曜日も帰宅時間は変わらなかった。一時はさしたる理由もなく退部したこともあったが結局すぐ戻ってほぼ2年半こんな日々を苦とも思わず繰り返し、燃え尽きるほどの達成感を得た。もちろん日々多感な思春期であれば様々な思いが次から次と湧いては消えるし、他者との衝突も日常だったが、それでも損得勘定抜きにひたすら続けられたのは、まさにあの頃だったから。今目の前で必死にタクトを追う彼らは40年前のわたし自身だ。
 中高一貫でおよそ5年間音楽一筋に打ち込んだ彼ら。この時期の定期演奏会を終えると高校3年生は退部し4月30日からは受験に向けて勉強の日々を送るという。青春だなぁ。がんばれよ!