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No.424 箱根騒動

エッセイ「多摩川べりから」
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 連休最初の谷間に、林間保育下見のため箱根に出かけた。宿はいつもの通り仙石原から桃源台へ抜ける途中の「箱根高原ホテル」。子どもたちのお楽しみコースは芦ノ湖の周辺。立ち寄る予定の施設に全て出向いて打合せをして、当日の不測の事態に対する対処も確認して戻ってきた。
 ところが川崎に戻った翌日、大涌谷周辺の警戒レベルが2に引き上げられた。前日訪ねた場所がテレビに映し出され、警戒が必要だと繰り返される。先週のテレビはこの話題に終始した。そして連休最終日に人足が減った箱根を憂慮し「警戒区域以外は問題ない」との報道に切り替わった。それでも例えば9日午前中、規模の小さな火山性地震が120回以上も繰り返されている。
 火山の地下がどうなっているのか、専門家でも断定的なことは言えないものを、素人のわたしたちが軽々に判断は出来ないが、これまでのあちこちの例を見ても、その影響が長期化することは避けられない。少なくとも警戒レベルが近日中に引き下げられることはないだろう。そういう中で来月早々に保護者に向けた「林間説明会」が開かれる。警戒レベルが維持されたままでその日を迎えなければならないのはほぼ確実だ。
 箱根町が発表しているハザードマップが県の学事課からメールで送られてきた。今回の立ち入り禁止区域も明示してある。姥子周辺の登山道は立ち入り禁止区域になっているが、宿はその区域からは外れている。とはいえ、足の湖畔を移動するわけで、左手には大涌谷の吹き上がる蒸気を、やはり意識せずにはおれないだろう。
 昨年の林間保育は台風の接近の中だった。コースと時間が完全に予測できるので出かけていって翌日見事に晴れ渡った。火山の噴火はそれと比べたら予測が難しいし、素人にはほぼ不可能だろう。さて、どういった備えをすれば良いのか、悩ましい日々がしばらく続く。
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