ようこそ、川崎教会へ

No.475 熊本・阿蘇での同窓会

エッセイ「多摩川べりから」
元のサイトで完全版を読む
 農村伝道神学校同窓会の研修会を熊本・阿蘇で開催するべく準備を進めてきたが、当地の地震被害の甚大さに鑑み、正式に中止を決定した。
 神学校同窓会は3年に一度学校を中心に同窓会総会を開き、総会と総会の間は日本のいずれかの地域で研修会を開く。本来の同窓会規約ではそんなに回数を開くことにはなっていないのだが、参加者の要望で結局毎年開くことでずっと続けてきている。そのため、大体2〜3年先まで候補地を挙げて、開催前年には現地委員を組織して準備を進めることになる。今回は九州地区同窓生が独自に地域同窓会を開いた上で誘致された研修会だった。同窓会役員会としてはそのような誘致には是非とも応えたいと願った。双方の思いが一致して開催に向けて準備が進められてきたのだ。
 思えば本年1月に現地の下見を計画したが、九州・熊本でその日天候が悪化、吹雪・大雪となったために下見が延期された。そしてちょうど1ヶ月後の2月にリベンジされ、宿泊候補地を3箇所ほど巡り、熊本から益城町を通り南阿蘇村を巡った。よい宿が見つかり、講師も目星がつき、受入体制を確認し、申込書を兼ねた同窓会報の発送準備を整えたまさにその頃、あの地震となった。下見から2ヶ月と経っていなかった。だから、テレビから流れる被災地の、あの場所は、まさについこの間見た、通った場所だった。衝撃だった。
 九州新幹線(あの時乗った)が全線運行再開され、九州自動車道も開通したという。温泉地も営業に支障がないところもあり、ゴールデンウィークに訪れる人を待っているという情報もたくさん流れるようになった。だが、わたしたちがお願いした宿は5月31日まで休業を決定し、その後も延長される可能性があるらしい。今回は残念な決断をせざるを得ないが、来年の総会の議を経た上で再来年は必ず熊本・阿蘇での同窓会を実現したい。復興支援といえば格好つけすぎだが…。
もっと見る