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No.477 オリンピック・ラプソディⅡ

エッセイ「多摩川べりから」
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 ブラジルで、ルセフ大統領に対する弾劾裁判の開始が決定した。大統領は180日間の停職となったため、リオデジャネイロオリンピック開催時に大統領不在は決定した。だが副大統領による暫定政権が円満のうちに権力委譲されるとは思えないわけで、国政大混乱の中でオリンピックが開かれるという事態になりそうだ。
 「ブラジル、大変〜」なとど対岸の火事だったのだが、一転して2020年東京オリンピックも──これまでのゴタゴタも思いっきり格好悪いが、それは脇に置いておくとしても──なんだか雲行きがかなり怪しくなってきた。
 その一つは、恐らくリオオリンピック閉会式で次期開催都市の首長が受け取るセレモニーになっている大会旗を、本来ならば受け取るはずの桝添知事が、それまでもつのかどうかアヤシくなってきたこと。知事ご一行の常識外れの海外視察経費問題も冷めないうちに、公用車による毎週末の別荘通いやら政治資金の個人流用疑惑やら、まぁ次々と騒々しい。そして二つ目は、招致委員会が2億円をコンサルタント料としてシンガポールのペーパーカンパニーに送金したが、どうやら賄賂ではないかとフランス捜査当局から追求されそうだという、こちらは国際的に喧しくなる予感の事態。
 出場する選手らには、出るからには一人ひとりがそれぞれにとって最高のパフォーマンスが発揮されるようにと思う。別に国の責任を背負う必要はない。健全な精神は健全な肉体に宿るらしいが、賭博しようが何しようが、身銭を切って、しかも負けが込んでしまうのも、そして法令に違反したことを泣きながら悔やむことも、健全といえば健全だ。連盟を追われたのは身から出た錆だが、他国で頑張れるならがんばれ
 だが、税金や政治資金を自分の快楽に遣う者が政治資金規正法で守られるのは、いかがなものか? 全く不健全ではないか。
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