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No.492 連続の台風

エッセイ「多摩川べりから」
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 今年台風がなかなか来ないなどと悠長なことを思っていた。実際1号が発生したのが7月3日だった。1951年の統計開始以来1998年に次ぐ2番目に遅い発生だった。
 ところがその後が凄まじかった。8月17日までに台風が11号まで発生、台風にはカウントされなかった熱帯低気圧も13発生している。
 中でも9号は関東上陸ということで、20日頃から報道が相次いだ。実際22日には館山付近に上陸し東京湾を北上、再上陸して関東東北、そして北海道に達した。北海道では5つの台風が上陸または通過した。こんなことは極めて珍しいことだったと思う。
 幼稚園は休暇中でわたしも外泊が続く予定だったので、正直心配だった。出勤できた職員たちが1階については台風に備えてくれていた。教会もエレベーター前に止水板を設置したままにして置いた。備えが万全とは言っても実際何か起きたら大変なのだが、それでも被害を最小限にしようと思った。
 何度も心配な事態があったがいずれもほとんど影響を受けることなく過ぎ去った。22日の厳重注意も、4階ではほとんど雨も風も感じることなく静かに過ぎていった。
 その分、北海道や北関東の被害はひどかった。
 わたしは東北出身で、仕事の関係で山口県にも住んだ。生涯の大半を地方にいたのだが、今回もやはり同じ事を思った。関東、特に首都圏(東京?)に被害が及ぶかも知れないというときと、そうではないときの報道に、かなり極端な差があるのではないか、ということ。今回でいえば特に9号報道がそれにあたる。影響が大きいといえばそうだが、一人の人間にとっての命のリスクに地方も首都圏もない。なんだかなぁ、なのだ。
 とはいえ、備えはしておこう。最小限に食い止めるためにも。
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